読書猫の書庫

日常と本のメモ。

伝承と文学

昔のボブディランを聴くと(それはかつて僕が若かったときの話だけれど)、まるでヒップホップのようだった。こう思った。こんなのは歌詞が分からないとわからない音楽じゃないか。もちろん洋楽をいろいろ聞いてたから成り行きぐらいは知ってる。ユダって呼ばれたりとか、宗教やってみたりとか。そんなこんなで2010年代の終わりには、すっかりオールディーズを歌っている。

でもいまのボブディランって、古い音楽を歌っている。素敵だなあと思う。若いころのボブディランも、もちろんいま聴くとそれなりにいいなと思うけど、いや、いまのほうがいいな。

 

そして、僕は最近ウディガスリーはわかるようになった。

ウディガスリーにたどり着くまで、どれだけの曲を聴くことを必要としただろう。その前を何度通り過ぎたことだろう。

音楽も小説も結局は伝承とリズムだった。経験がなければわかることもない。