2017年 この半年で聴いた音楽(邦楽篇)

音楽関連、今年知った、ここまでで聞いたアルバムでよかったもの暫定で。 ① d.a.nのミニアルバム 「tempest」 TEMPEST アーティスト: D.A.N. 出版社/メーカー: SSWB / BAYON PRODUCTION 発売日: 2017/04/19 メディア: CD この商品を含むブログを見る d.a.nは…

今日も負けてスポティファイを聴く。

例によってとりとめのない話。ルービックキューブがある。くるくるまわして、同じ面の色を一つの色にする正四角形の玩具。いま音楽の話をしてみている。 昔、レコードがあった時には、あるいはラジオで皆が音楽を聴いた時にはその人々は、想像力を働かし、イ…

自由という牢獄(というタイトルは重すぎる)

日記の更新しようと思って、気がついたらあっと言う間に前の日記から20日ぐらいたっている。だいたい時間がたつのたつが経つだったか自信がないので平仮名にしているぐらいである。ぐーぐるで調べるのも面倒くさい。 最近はルグゥインと飛さんぐらいしか読ん…

村上春樹 「騎士団長殺し」 スタバで読むのではあらない

(ネタバレも少しはあります) 「騎士団長殺し」発売日に買ったのに、やっとこさ読了。 ル・グィンばっかり読んでて、こっち忘れてた。 世界から注目されているプレッシャーって、想像できないなー。 話の流れや落ちはともかく、、、 その「物語を信じる力」…

「壁と卵」の解題・あるいはカネという奴を信じないということについて。

2017年1月29日これはただの文章、若しくは思考実験である。 金って言う奴から離れる。なぜならば……ということをいまから説明する。例えば血液型占いや、血液型による性格判断が当たっていたとしよう。実際はどうだかわからない。そんなものないと科学が実証…

「世界が終わる夢を見る」と村上春樹

亀山郁夫「世界が終わる夢を見る。」 のpart1神の夢ー1Q84のアナムネーシスを読む。 象徴化の執念、全体を描きたいというものすごく強い意志、見世物の世界に騙されるという素直な心構え、アナムネーシス(想起)、人間の魂が真の知識であるイデアを得る過程…

京都と高知と上林暁

あけましておめでとうごさいます。(遅い) 一月半ばに京都に行く機会があり、ついでにあの伝説の同人本(みたいな話を聞いたことがある)、「sumus」に関わられた山本善行さんの古書店、善行堂に行った。 善行堂にて、2冊の本を買った。土曜社という出版社…

「この世界の片隅に」が何故こんなにも素晴らしいのか。

たまたま連れられて映画を観てきた。 アニメ映画である。「この世界の片隅に」というタイトルである。戦時中の内容だということと、漫画が原作にあるということしか知識はなかった。 観て、これは、なんということか、と思った。原作の内容も素晴らしい。映…

須賀敦子「遠い朝の本たち」

父が一九七〇年に六十四歳で死んだとき、私は岩波の日本古典文学大系の揃いを、ごっそりもらった。父は会社をやめたら、一冊ずつ、読んでいくつもりだったのだろう。ほとんど、ページを繰った痕跡のないなかで、平家物語だけは、しっかりと読んだあとがあっ…

「愚痴と感情」

昔はてなブログをやっていて、その頃は色々と生活のことをつれづれと書いていた。でも今はそれをあまりやろうとは思わない。なぜならSNSやあらゆるネットコミュニケーションはそれで溢れかえってしまっているからだ。 たとえば森の、木々の色や、山の土の上…

まだ読んでいないけれどそのうち、たぶん、読む本たち1

遅読積読で全然ブログが描けないので、これから読む本とか読んでる本を。 まず「歌の祭り」ル・クレジオ と、これ。 物質的恍惚 (岩波文庫) 作者: ル・クレジオ,豊崎光一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/05/15 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: …

「世界の複数性について」と「偶然の統計学」ーーかくもいかようにも世界は捉えられる。

今日は幾つかの齧った本のメモ。 世界の複数性について 作者: デイヴィッド・ルイス,出口康夫,佐金武,小山虎,海田大輔,山口尚 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会 発売日: 2016/08/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 様相実在論を擁護…

「ぼくらはそれでも肉を食う」 ⑵

「ぼくらはそれでも肉を食う」読了。 子ネコを見てメロメロになる人が、ミンクの毛皮の肌ざわりを愛せることくらいで驚いてはいけない。 「人は言うこととやることがしばしば食い違う。」 心理学者たちのあいだでは、以前からよく知られた事実があり、人間の…

独りのときの堀込泰行

One アーティスト: 堀込泰行 出版社/メーカー: 日本コロムビア 発売日: 2016/10/19 メディア: CD この商品を含むブログ (1件) を見る 今回は本の話ではないですが、元キリンジである、かの麒麟児兄弟の弟、堀込泰行氏のアルバムが発表されました。 キリンジ…

ジョン・ケージ、音楽愛好家たちの野外採集の友、音楽というものへのとらえ方について。

今回は、最近ディビッド・グラブスさんが出した、「レコードは風景をだいなしにする-ジョンケージと録音物たち」のほうで書こうかとも思いましたが、こちらにしました。 ディビッドさんはその昔ジム・オルークと一緒にガスターデルソルというバンドをやって…

川上未映子「あこがれ」

あこがれ 作者: 川上未映子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/10/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (11件) を見る 川上未映子「あこがれ」 前半の話「ミス・アイスサンドイッチ」 を読みました。 川上未映子さんは初めて読みましたが、ぼくは…

「ぼくらはそれでも肉を食う」その①

ぼくらはそれでも肉を食う―人と動物の奇妙な関係 作者: ハロルドハーツォグ,Harold A. Herzog Jr.,山形浩生,守岡桜,森本正史 出版社/メーカー: 柏書房 発売日: 2011/06 メディア: 単行本 購入: 8人 クリック: 937回 この商品を含むブログ (34件) を見る 文化…

村上春樹「女のいない男たち」について⑵

昨日、村上春樹「女のいない男たち」についての文章を書き、散々脱線してしまったので2日目です。 女のいない男たち (文春文庫 む 5-14) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/10/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 昨日の最…

村上春樹「女のいない男たち」について⑴

2年前(2014年)に出された村上春樹の短編集、「女のいない男たち」を読了した。 村上作品は、単行本で出されているものは殆ど全て読んでいて、その面白さや、示唆や、無意識というか、潜在意識を軸にした物語のつくりも、思春期冷めやらぬ未だ高校生の頃か…

グリムショウの理想の島

「自然界には、色も音も感触も模様も美も香りも―そのようなたぐいのものは何も存在しないといことに、気づいてもらいたい。」 ジョン・エックルス(神経学者) その昔に読んだ、養老先生の唯脳論という本は、脳と意識について考えるきっかけになりましたが、…

塩一トンの読書

「自分で読んでみる」という、私たちの側からの積極的な行為を、書物はだまって待っている。現代社会に暮らす私たちは、本についての情報に接する機会にはあきれるほどめぐまれていて、だれにも「あの本のことなら知っている」と思う本が何冊かあるだろう。…